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【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2018.11.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2019.01.
薪剛は、神に捧げられた者かもしれない。


「旧約聖書」の「創世記」にある、
アブラハムとその息子、イサクの話で、
神は、アブラハムに呼びかける。



「あなたの愛する独り子イサクを」
「彼を焼き尽くす献げ物としてささげなさい。」

「献げ物にもちいる薪(たきぎ)を割り」
「火と刃物はアブラハムが持ち、
 薪はイサクが背負って」

「アブラハムは―祭壇を築き、薪を並べ、
 息子イサクを縛って祭壇の薪の上に載せた。」



そこで神は彼らを止める。
アブラハムを試した神は、
アブラハムの信心を深くわかり、
彼らに豊かな祝福を与える。


(「5分ですっきり読める聖書物語」
 〈旧約篇〉 阿部包監修
 成美文庫より 引用・参照)




薪(たきぎ)は、
いけにえを捧げる時に使う、
神聖なものなんですね。


それだけではない。



「秘密season0創世記」は、
幼い8歳の薪剛自身が、
燃えさかる炎に包まれた家の中で、
両親を探し、泣き叫ぶシーンから、
はじまる。
炎は、剛の家も何もかもを、
燃やし尽くして。

生き残った、薪剛。



薪さんは、神に捧げられし者
――いけにえ――
なのかもしれない。



「創世記」って、すごい
サブタイトルですよね。



薪剛の出生の秘密、
そして、覚醒。



鈴木と薪の出会い編
だけではなく、
そもそも、薪自身、いけにえ、
そういう残酷さ、神聖さ、
そういうものを含んで
いるのかもしれない。



天使で魔物。
神に祝福されたもの。
神に見捨てられたもの。
その二面性。
聖にも魔にも、
善にも悪にも属する、
魔力。




「秘密」Fanも、
「月の子」Fanも、
「聖書」を、読んだほうがいいですよ。
私は原書は読めないのですが、
解説本は文庫を数冊持っています。



薪(まき)さんがほんとうに
薪(たきぎ)になる
(火災にあう)とは、
まさか思っても
いませんでしたけれどね。
「秘密 創世記」を読むまでは。




「秘密season0」1巻 「創世記」
清水玲子著/白泉社/B6サイズ
花とゆめコミックススペシャル。





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2018.02.09 (Fri) 07:29
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