【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.09.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.11.
方針を軌道修正して。

『秘密-トップ・シークレット2008-特別編 Copy Cat』

のレビューをあげます。
想いを共有したいという願いが強かったから。
あと、今の感想は、今しか書けないという思いが、
私の中で強かったから。

それに、『秘密2009』はもっと書きづらいかもしれない。
『2009』を書くかどうかは、今回の反応を見てから考えよう。


以下ネタバレです。
 
 
 
青木視点の薪さん、カッコイイですよね。
まだ青木には、薪は尊敬する存在で、
青木には薪の苦悩や迷いが見えてない。


『秘密2008』は薪視点。(神の視点という意見もあるそうです。)
『秘密2008 A PIECE OF ILLUSION』は岡部視点。
『秘密2008 特別編 Copy Cat』は青木視点。


こう見ると、面白いですよね。
キャラの視点が変わるごと、相手の見え方が違う。
『2008年』シリーズは、『秘密』のマンガ自体が、
MRIのように、『3人称のキャラ』の視点みたいですよね。
小説では多くても、マンガでやると、新鮮ですね。


あと、青木視点の岡部さん、心配性ですね。
先号、『秘密2008 A PIECE OF ILLUSION』の
岡部さんがカッコ良すぎたけど、
岡部さんも理想化しないほうがいいかもというか、人間的というか。

ちょっと優柔不断そうに見えたというか。
心配しすぎというか。あきらめが早いというか。
無理だとあきらめてしまうというか。言い訳が多いというか。

なんか、薪さんが、岡部でなく、青木を好ましく思う理由が、
ちょっと、わかった気がした。



薪さんは。
わずかな希望さえ捨てない、
どんな状況でもあきらめない、青木が好きなんでしょうね。

青木の気持ちを察しても、それを表情に出さない。
それが、薪さんの思いやり。

薪さんは。同情されるのが好きでない人だから。
わざと納期を厳しく言ったのですよね。
仲間のサポート付きで。

そして、青木のために、あるいは自分のために、青木から距離を置いた。
公私混同かもしれないけど、カッコイイですよね。


「「違う」という証拠を形にして見せてみろ!」
直接的にいわず、ほかのことを言うように感じさせて、青木をはげます。
この薪と青木のやり取り。好きだ。
青木は気付いてないけど(でも深層では感じて)、うれしかったろうな、あの言葉。


「人はそんなに単純ではない筈(はず)です」
青木のこの言葉も好きだ。
私もそう思うし。人の想いってそんな単純ではないですよ。


薪さんはただ弱い人ではない。
とても強い人だと思う。
人の言わないことを察して、そしてなお、それを顔に出さない。
あえて、厳しくする。
それによって、自分がどう思われるかなんて考えてない。
それは薪さんのやさしさでしょう。


これから、青木の苦悩がはじまるでしょう。
でも、青木を思いやる薪さんがカッコよくて。
それに、青木のこの苦悩は、いつかあるかもと思っていたから、
私的に、今号の話、あまり重く感じなかったのです。

(もっとも私の想定は、薪や三好にとって、
鈴木と自分が重ねられているのではという、苦悩と言う意味ですが。
感化まではあまり考えてなかった。)

深くなるとは思いましたが。
いろんな謎が明らかにされてましたよね。
読者が知りたかったこと、てんこもり。


今号読んで。
私が「これからが怖い」と感じたは、青木の苦悩より、鈴木の真実かも。
青木を救えるかどうかは別として、薪さんは青木を想っているから。


青木と薪は、おぎないあえるのか?


相手のことに気付くのが、全ての救いではないと思う。
あるいは時により、気付かないニブさが、
救いだったり、やさしさだったりすることもあると思う。


岡部さんにしろ。薪さんにしろ。やさしいね。


そして。『秘密2008』を読んでさえ、私は三好が嫌いではなかったけど、
あえて青木から離れた薪と違い、
三好は青木を自分の自己満足の道具にしそうで。
初めて、ムッときた。(アレ? 遅すぎ??)



今回一番大事だと感じたことを、書きました。
私に「語って欲しい」と背中を押してくださった方に、心からの感謝を込めて。
 
 
関連記事
2008.10.31 (Fri) 17:32
COMMENT
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
FROM 2008.11.04. (Tue) 11:20 [EDIT]
NAME
MAIL
URL
TITLE
COMMENT
PASS
SECRET 管理者にだけ表示を許可する
TRACKBACK
TRACKBACK URL
メロディ12月号の「秘密」を読んで、レビューと言いますか、ちょっとおしゃべりを。 ※完全詳細ネタバレです まずは、ちょっと叫びたい...
この世界を愛したくて 2008.11.04 Tue 11:14