【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.10.  123456789101112131415161718192021222324252627282930 2017.12.
『22XX』 清水玲子著

(読み:にーにーえっくすえっくす)
花とゆめコミックス『22XX』収録(200Pくらい)
白泉社文庫『22XX』収録(420P)(他に3作品収録。)

「増刊LaLa 1993年9月10日号」掲載。
(「LaLa」1992年2・3月号掲載分に大幅加筆。)




【キャラクター】

■ジャック・ナイジェル
つい数年前まで、自分自身でさえ、自分のことを
ロボットと知らなかったロボット。
自分がロボットと知らなかったがゆえに、
仲間の人間を餓死させてしまったことがある。
自分の「食欲」というプログラムに苦しんでいる。


■ルビィ
夜と昼では姿も性格も変わる、フォトゥリス人の少女。
独りで狩りをして生きてきた。
食事を神聖な儀式とし、人肉も食する。
純粋で一途で真っすぐな少女。



【ストーリー】

クリ―グランドの王女救出という特殊任務のために、
惑星「メヌエット」を訪れたロボットのジャックは、
ふとしたきっかけで、
現地で最も怖れられている、
密林で狩りをする(人も食する)、フォトゥリス人である、
少女ルビィと出会う。
男と女。キカイと野生。
価値観の違いすぎる2人の間におとずれる悲劇とは?
食べることの根源に問いかける、伝説の名作。
「私の左手を食べて」
フォトゥリス人、ルビィの神聖な愛のレクイエム。



【解説】

この作品は、「LaLa」1992年2・3月号に
計120Pの前後編で掲載されたのち、
「増刊LaLa SFスペシャル 1993年9月10日号」
として再録される際、170Pの完全版として、
(「22XX完全版」とはその時の表記)
「+50P加筆完全版」が発表されました。
なお、この雑誌には「パピヨン」200Pも再録されています。
この雑誌自体は660Pなので、すごいですよね。


「増刊LaLa SFスペシャル 1993年9月10日号」
「+50P加筆完全版
 清水玲子380P
 22XX&パピヨン」
「清水玲子総力特集380P」



ロボットのジャックの登場する、最後の作品です。
「LaLa」掲載時は、「月の子」と2本立てでの
発表でした。

(だから清水玲子はBLとは言えないの。
 タブーは書きたがるけど。
 同性愛=BLではないと、私は思っています。
 BLとリアル同性愛は違うと思う。)



「ジャック&エレナシリーズ」の始まりが、
この170年後で24世紀のため、
「22XX」というのは、西暦2200年代という意味かと、
推測されます。
(「20XX」は間違いです。)



清水玲子作品の「カニバリズム」(人肉を食すること)の、
原点です。



【名セリフ】

「私達フォトゥリス人にとって人肉を食べることは、
 一番神聖なことだ」
「人肉を食べることによって、その人の
 知識・理想・美点を、自分のものにすることが出来るんだ。」
「そうして命は重なる度に、どんどん美しく浄化されていく」




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2016.10.16 (Sun) 09:45
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