【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
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私にとっての、薪さんのイメージの詩です。




  「触れないで」


あの時から僕の時間は止まったまま。


凍りついた僕の心に触れようとしたお前。
今はその手を突き放す。


どうかお願いどうか、
真実(ほんとう)の僕に気付かないで。
僕の秘密を聞かないで。


誰よりお前にだけは知られたくない、
みにくい僕の心。
僕のおかした罪の数々。


それでも許すと、お前はほほえむかもしれない。
それでもこの秘密、知られたくない。


お前を見ていたい。お前の声を聞きたい。
お前のそばに居たい。
それでもどうか、僕の罪に触れないで。


それでも許すとお前は言うだろう。
お前は僕の本心を知らないから。
何も知らないから。


お前を失いたくないから。どうか気付かないで。


そばに居たい。どれだけお前に救われたか。
お前の声を聞きたい。お前のそばに居たい。


けれどこの底なし沼、
見たら、お前も変わるのだろう。
果てのない闇の底、
罪深い僕の、ゆるされぬ願いを。


お前は真実(ほんとう)の僕の願いを知らないから、
笑ってくれる。
お前は僕のおかした罪の深さを知らないから
ほほえんでくれる。


お前を失いたくないから、どうか気付かないで。
どうかこのまま、
僕の秘密を、僕の罪を知らないでいて。


真実(ほんとう)の僕を知らないでいて。


そばに居て。でも触れないで。




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2016.02.25 (Thu) 09:09
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