【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
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『秘密』本編、『秘密 創世記』『秘密 原罪』
のネタばれ有。



『秘密』本編の薪さんは、どちらかというと、
読者も、青木視点というか。
薪さんという存在は、ミステリアスのままだった。


でも、『秘密 創世記』と、『秘密 原罪』では、
少しずつ、少しずつ、
薪さんの本性というか、本音が出てると思う。




これは、一度完結した作品の二番煎じとは言えない。
清水先生は、新しく描きたいものを、見つけたのだろう。



貫かれた美学ではなく、ただうつくしさ、
守りたいものを守ろうとする美しい薪さんでなく、
生々しい、本音の、人間くさい、薪さん。



どちらの薪さんが好きかは、人によって違うのだろう。
でも、私は、『season0』の人間くさい薪さんも、大好きだ。



新しい薪さんの切り口。
暴走してしまったり、意外と感情的だったり。
そんな新しい切り口の薪さんが、私は大好きだ。




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『秘密 原罪』を読んでいて。

もうこれは、スピンオフとは言えないんじゃないか。
どちらかというと、
「秘密Ⅱ(秘密ツー)」とか、
「2nd」(セカンド)とか言うべきなんじゃないか。

(「Ⅱ」って、PC環境によっては、
 「Ⅱ」ってちゃんと読めないんですよね。
  アップルとか。だからうちのサイト・Blogでは、
  『WILD CATS2』とか『3』とか書いてるんだけど。)



一度、『秘密』は、本編は完結したといわれていた。
でも『秘密』は、不死鳥のようによみがえった。
もうこれは、スピンオフではない。
単なるオマケエピソードでは、なくなっている。



『秘密 創世記』を読んで。
薪さんと鈴木さんの話、
薪さんの出生の秘密を読んで。
本編のいくつかの作品の色が
変わってしまった人も、多いと思う。
薪さんがこういう幼少期を歩んでたなら。
この事件は薪さんにとって、もっと別のイミがあったのでは?
そう思えてしまう。




『秘密 創世記』で、清水先生は、
新たな薪さんを手に入れたのかもしれない。
描き方。視点。切り口。




『秘密』本編では、薪さんはただ守る側で、
誰にも本音をぶつけず、内面の描かれ方も控えめで、
そこが美しかった。



けれど、もっと内面に踏み込んだ、
薪さんの思いも願いも本音もその欠点さえも、
描かれている『秘密 創世記』『秘密 原罪』を読んで。


もしかしたら清水先生は、本当は欲しくてたまらなかった、
描きたくてたまらなかった、
新たな『秘密』の世界を手に入れたのでは?
そう感じてしまう。
だから、『創世記』『クロスケの話』『原罪』は、
スピンオフの枠を超えているのかもしれない。




ただし。本編の薪さんのほうが良かったって、
言う人もいるかもしれない。
けれど、薪さんの本音を秘密を
知りたくてたまらなかった人にとっては、
この上ない、極上の物語かもしれない。




青木と薪さんが恋愛関係になるかどうかはわからない。
鈴木さんと薪さんの間に何があったのかさえも。

ただ、人を守ること、人を愛することは出来ても、
人に守られること、人に愛されることを
今はまだ受け入れられない薪さんと、
青木や岡部や鈴木、その他の人々がどうなっていくか。
すごく楽しみです。
スピンオフを超えて、長編になって欲しい、物語です。




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2014.10.17 (Fri) 08:44
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