【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.07.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.09.
でもファンとして、これだけでは終わらせません。
せっかくなので、昔の資料にもあたってみたんです。




『秘密1999』は、実は『秘密』1巻が、コミックス初収録ではなくて、
花とゆめコミックス『WILD CATS』1巻にも収録されています。
作品のロゴは『メロディ』掲載時とほぼ同じでしたが、
「花とゆめコミックス」だったため、目次にルビがふってあったんです。

花とゆめコミックス『WILD CATS』1巻の目次の
『秘密-トップ・シークレット-』の「秘密」には、
「ひみつ」とルビがありました。


ruby_hc_wildcats_mokuzi_tts.png
↑花とゆめコミックス『WILD CATS』目次より
 (実際はタテ書き)




ジェッツコミックスの『秘密』にはルビがふられることはあまりないのですが、
きっと、これが白泉社の当時の認識だったのではないかと思います。



あと。『秘密2001』の予告が、『ララ』2000年11月号の
『輝夜姫』の最終ページの柱にあったのですが、
「秘密(トップシークレット)」の「秘密」には「ひみつ」とルビがありました。
あまり参考にならないかもですが。



ruby_lala_2000_11_yokoku.png
↑『ララ』2000年11月号の『輝夜姫』の『秘密』予告より
 (実際はタテ書き)




あと。『秘密』ときわめて近い構造のタイトルの作品に、
『月の子-MOON CHlLD-』があります。
私はずっと、20年近く「つきのこむーんちゃいるど」
と読んでいますけど、
これは、「花とゆめコミックス」の目次にも、
ルビが「つきのこ ムーンチャイルド」とあったんですね。


ruby_hc_mc1kan_mokuzi.png
↑「花とゆめコミックス」『月の子-MOON CHlLD-』1巻目次より
 (実際はタテ書き)



それに準ずれば。「ひみつ トップ・シークレット」でもいいような気がします。






ここでふっと思い出した、資料がありました。
じゃ、『メロディ』は?  『メロディ』の目次は???



『メロディ』1999年3月号の、『秘密』第一話の
目次ページのタイトル紹介は、
「秘密-トップ・シークレット-」で、


ruby_melody_1999_mokuzi.png
↑『メロディ』1999年3月号目次より





『メロディ』2001年1月号の、『秘密』第2話の
目次ページのタイトル紹介は、
「秘密 トップ・シークレット」で、


ruby_melody_2001_mokuzi.png
↑『メロディ』2001年1月号目次より



でも、双方、ルビはなかった。
両号共に、他の作品にはルビがあるのに、
何故、秘密にはないの??
ルビ必要ないじゃんという作品にもルビがあるのに、
何故、『秘密』にだけ、ないの?

うう。初期の他の号がきになるぅ~~。
でも押入れの奥のほうにあるみたいなので、
目次(ラストページ)がみつからない。
本編は本編だけ切り取って、枕元の本棚に置いているのですが。
目次探すの、これ大変だろうなぁ。
処分はしてないはずなんですが。うう、ごめんなさい。。。



けど、やっと見つけた資料がありました。

2000年2月頃に発売された、
『メロディベストセレクション』の目次に、答えの一つがあったんです。

     『メロディベストセレクション』については、
     【月夜水の詩】のサイトのほうに書いているので、
     詳細についてはそちらをぜひ参考にしてください。


   『オール読切メロディベストセレクション』についてはこちら=>



この『メロディ』の別冊は、白泉社の超大物作家が、
『メロディ』にて発表した作品(もしくは当時連載していた
作品の第一話)を、1冊にまとめた本で、
『秘密』第一話(のちの『秘密1999』)も収録されています。
(白泉社のドリームチーム??)

そこの目次の「秘密 トップシークレット」の
「秘密」には、「ひみつ」とルビがあったんです。


ruby_melody_2000best.png
↑『メロディベストセレクション』(2000年別冊)目次より


『秘密』第一話の再録で、
きちんと「ひみつ」とルビがあったんですね。

この別冊は、『メロディ』編集部が、
そうとう力を入れている気がするので、
多分、いい加減に作品を扱わない。
『秘密』が表紙でしたし。



だから。これが『答』なのかもしれない。



もしくは、あえて、『秘密』の読み方を、
「ひみつ」でも、「とっぷ・しーくれっと」でも、
読めるようにしているのか?
どちらでもいいように。どちらも含むように。


もしかしたら、他の『メロディ』本誌の目次や告知にも、
ルビはあったのかもしれない。


でも『メロディ』って、わざわざ『秘密』にだけ、
ルビがないことも、多いんだよ。




別冊とはいえ、確かに第一話の『秘密』のルビが、
「ひみつ」とふられていたんです。




その後、いろんな遍歴を経て。
いろんなものを含んでいって。

でも少なくとも原点は、「ひみつ とっぷ・しーくれっと」
だったのかもしれない。






この文の(2)も(3)も考えててすっげ―楽しかった。
そして(1)も大事なんですよね。


(2)の資料を作っていて思った。
製作サイドが(清水先生だか『メロディ』だかわからないけど)、
特別編とかすっごいルビで遊んでるし、こだわってるし。



読み方は、きっと、自由。
好きな読み方でいいと思う。
検索には不向きのタイトルだけど。




一応、出来る範囲のデータだけUPしてみます。
後は読んだ方それぞれに参考にしていただけたなら。






私は、「ひみつ」も「つきのこ」も、
とても美しい音、美しい日本語だと思うので、やっぱり、
『秘密』は『ひみつ』『ひみつとっぷ・しーくれっと』と読みたいし、
『月の子』は『つきのこ』『つきのこむーんちゃいるど』と読みたい。

それがいつか、「違う」といわれても、よほどのことがないと変えない。
その音を愛しているから。
いくら検索に不向きでも、「ひみつ」という音を、愛している。
『秘密』は『秘密シリーズ』の本質だから。

このタイトルを、愛しています。




++++++++++++++++++++++++++++++++++++



【追記】
『秘密1999』が予告とタイトルが違っていたことについて、
もう少し補足すべきだと思い、追記します。

以下、『メロディ』2005年9月号、
「清水玲子 『秘密 THE TOP SECRET』ロングインタビュー」より
引用してみます。



編集部:「秘密」の発想を得たのはいつ頃どんなきっかけですか?
清水玲子:前から人の見たものを再現できたら
面白いなというのはあったんです。
自分の好きなモチーフだったので何回かこねくりまわしていたのですが、
最初はうまく話にならなくて、例えばロボットだったら単純に頭から
チップを取り出して、というような、先端的で未来的な
感じで料理するつもりだったんですが。
編集部:それは「輝夜姫」を書いてるぐらいの時から?
清水:そうですね。「秘密」の企画は前から考えていました。
そしてある時ふと、日本の刑事ものにしたら面白いんじゃないかって。
それから第九という設定ですすめていって。

『メロディ』2005年9月号、
「清水玲子 『秘密 THE TOP SECRET』ロングインタビュー」より引用





予告とはタイトルは違うけど、清水先生がずっとあたためていた作品なんですよね。
その作品の生まれる時っていうのが、やっぱり、とてもすごいことだと思う。




++++++++++++++++++++++++++++++++++++




以下、レス、拍手レスです。


拍手コメ下さった、Mさんへ。

拍手コメありがとうございます。
どうしても『秘密』の核に触れることが出来なくて、もどかしくて。
なら、せめて別の形で表現できたなら、と祈りながら
サイト、ブログをやっています。
だから、Mさんのお言葉が、うれしかった。ありがとうございます。



拍手コメ下さった、Cさんへ。

いつもいつもいつも。あなたのお言葉にどれだけ励まされているか。
拍手コメにレスをしない方針にしたのは、
私の限界があったからですが、Cさんのお言葉に、とても救われています。
いつも甘えてしまってすいません。ありがとう。



7月21日に「薪さん。」へ非公開コメ下さった方へ。

お言葉とっても嬉しかったです★
私も悩んでばっかりです。いっぱい迷って。
思いは強いかもしれない。でも私自身はちっとも強くなくて。
というか、不器用で弱い人間です。
いつも、ここにいてもいいんだろうかと、不安になって。
だからこんなお言葉頂いていいんだろうか? と。
うれしいというか、驚いたというか。とても励まされました。

今号の『秘密』には、いつもある、「新章スタート」の文字がなかった。
「ACT.」もなかった。
先号はわざわざ「プロローグ」だったのに。
これは、ミス? それとも。
意図されたもの???





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2010.07.25 (Sun) 08:21
COMMENT
お疲れ様でした!
考察その(2)まで読んで、

(ああ・・・こんなしつこく『トップ・シークレット』とルビがふられているなら、きっと『トップ・シークレット』って読むんだろうな・・・・)

と、思ってたら、あららら~!

考察(3)を読んだら、その考えもひっくり返されました(笑)
もうっ☆どっちなんだい!!

目からうろこ・・・だったのは「月の子」のタイトルが出てきたことです。
そういえば、そうですね!!!
私は「ムーンチャイルド」のほうはタイトルとして認識(?)してなかったので、頭になかったんですけど。

>読み方は、きっと、自由。
>好きな読み方でいいと思う。

夜子さんの言葉にほっとしました。
いまさら読み方って変えられないし、

>それがいつか、「違う」といわれても、よほどのことがないと変えない。
>その音を愛しているから。
>いくら検索に不向きでも、「ひみつ」という音を、愛している。
>『秘密』は『秘密シリーズ』の本質だから。

>このタイトルを、愛しています。

・・・・感動しました。

夜子さんにしかできない企画。
とても読み応えがあり、ひとつモヤモヤが減って、私もすっきりしましたヽ(´∇`)ノ

素晴らしい考察をありがとうございました!
FROM k 2010.07.25. (Sun) 23:17 URL [EDIT]
Kさんへ。
Kさん、こんばんは。コメありがとうございます★

>ひとつモヤモヤが減って、私もすっきりしましたヽ(´∇`)ノ

ほっとしました。
よかったです。頑張ったかいがありました。(^-^)

>もうっ☆どっちなんだい!!

ほんとねー。製作サイドが遊んでる(?)というか、
こだわってるみたいですものねー。
資料を集めだした初期段階から、
「Kさんが悩まれるのはもっともだ」と思ってしまって。
『月の子』のタイトルとの類似性には、前から考えていましたが、
『メロディ』の目次とかは、追記したときに、最終的に入ったんです。
なんか最後のほうは追記して追記して。

久々に自分の納得できるものができました。
Kさんのおかげです。ありがとうございます。m(_ _)m

FROM 夜子 2010.08.01. (Sun) 16:58 URL [EDIT]
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