【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.06.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.08.
以下は、2008年秋に書いた、没の詩です。
『メロディ』次号を読んだら、きっと公開できなくなるし、
今の私の願う薪さんとはちょっと違うのですが、

きっとその当時は、私はそんな薪さんを
望んでいたのだと思います。


――*――*――*――*――*――*――*――

  「第九」


たとえ未来が絶望だとしても。
僕は望まずには居られない。

僕の信じた「第九」が、希望になりうると。

たくさんのものが犠牲になった。
部下、親友。あるいは視覚者の「秘密」。

それでも、「第九」の未来を望まずに居られない。
僕たちの思い。部下たちの思い。
望みついえたもの。暴かれた「秘密」。

それに報いるには、それを超え、
真実を見据えて、「第九」の存在が、
この世の救いになって欲しいのだ。

それがどれだけ残酷な真実でも。
開いてはいけない「秘密」だったとしても。
開く前には、僕には選べないから。


そのためなら、自分は何だってするのに。
失うのは、僕ではなくて。
いつも僕の周りに被害が及んで。


僕は罪深いのだろう。
それでも「第九」の「MRI捜査」の未来を、
切り開きたいというのは。
それはもうただの執念で執着で。

重すぎる真実。でもそれが真実ならば。
冤罪のない世の中になりうるのなら。


どうか、僕はどうなってもいいから、
僕の何を無くしてもいいから、
僕だけに咎が来るように。

どうか部下だけは無事であるように。


この手がどれだけ汚れようと、
MRIがどれだけ汚されようと、
僕は共に、歩んでいく。最後まで。
「第九」の意味を信じることが出来る日まで。


「第九」が僕たちだけでなく、いつか
多くの人の希望になることを信じて。

その日まで、僕は、決して、あきらめない。


――*――*――*――*――*――*――*――



今は。。。ちょっと考えが変わってきました。
薪さんに何かの犠牲になってほしくない。
そんなきれいごとにしないでほしい。
何かの犠牲。。。というのは、ささげたほうの
主観だと思うんです。



以下は、2005年秋に書いた、『月の子』総論の序章だったようで、
多分未公開だったと思います。何か整理しているうちに、出てきました。



――*――*――*――*――*――*――*――

ただ、ひたすらの思い。
そのただひとりの人のために、何もかもをなげうって。
ただ、ひたすら尽くすのです。
この地球よりも、相手を選んでしまう。
尽くして、尽くして、尽くして。
勝手な押し付けかもしれない愛。叶うはずのない思い。
本当のことを知られたら、相手をどれだけ傷つけるか。
でもただ、そこに居て欲しくて。
他にはもう失うものは何もなくて。
 
痛い、愛。痛すぎる、愛。
思うのは勝手。その願いは相手の望まぬこと。
それでもただそこにて欲しくて。
同じ空気を吸いたくて。
それがどれだけ相手に残酷な事実であっても。


それがどれだけ相手に残酷な事実であっても。
ティルトの愛にすごく共感する。
 
 
清水作品はダークだけれど、その中に必ず救いや未来がある。
あやまちを犯すキャラに共感して、
自分を癒す人も多いと思います。
残酷の中、戦って、それでも戦って。

私は清水作品を暗いとは思いません。重いかもしれませんけれど。


――*――*――*――*――*――*――*――




なんだろう。ティルトはティルトの思い、
セツはセツの思い、
ジミーはジミーの思い。
それは一致しなかったんです。


ティルトのしたことは、とんでもなくセツにとって
残酷だったんですよ。


ちゃんと許しあえたわけではない。そこが好きだった。


許してもらえなくても。
正しくなくても。
それでも、私は、彼らが、『月の子』が、
好きだったから。


自己犠牲と守られたもの。
それを、「美しい」で終わらせない、何かがあった。



清く強く正しく美しく。そんなのじゃなくていいから。
薪さんに、「いい人」になってほしくない。
薪さんにただの「正しい人」になってほしくないから。


どうか、『秘密』という物語が、ただの「美談」にならないように。
薪さんが美化されすぎませんように。
そう願っています。



人は強くて残酷で優しくて。
弱いからこそ、とんでもなく、強くて。
善と悪に、分けないでほしい。
強いとか弱いとか、簡単に決めないでほしい。



薪さんには、生きててよかったと思ってほしい。
誰を何を選んでもいい。
ただ、何かに、自分が生きてきてよかったと思ってほしい。
何かを乗り越えてほしい。



※拍手、拍手コメありがとうございます。
自分に何ができるだろう。いろいろ考えていて、
維持することが一番のご恩返しと信じて、
マイペースで、出来ること+したいことができたなら。
今は私にとって、維持することが最優先事項と、
そう思っています。
とろくて不器用ですいません。
出来ないことで自分を責めても悲しいだけ。
自分が『秘密』が好き。清水先生が好き。
そして、『秘密』の輪が好き。その基本を忘れないように、
自分の生きがいだということを忘れないようにしたいです。


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2010.06.25 (Fri) 17:47
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FROM 2010.07.21. (Wed) 03:48 [EDIT]
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