【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.07.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.09.
私は、今号を読んで、薪さんの強さ、魅力、魔力、
そういうのに、ふるえてしまって。
そして、清水先生の、誰も読めなかったであろう展開、
清水先生のすごさ、底知れぬ厳しさに、
すごくひきこまれてしまって、あまり悲しいとかつらいとか思わなかったんです。
それが故、悩んでしまって。私はKYじゃないか。
鈍いんじゃないか。
そういうレビューを書くことで、誰かを傷つけたら、どうしよう。
そう思ってしまって。
でもこのまま立ち止まりたくないので、書いてみます。


以下、『秘密2009 ACT.4』のネタばれを多々含みます。


薪さん。貴方はずっと、独りじゃなかったんですね。
自分の全てを見られても嫌わない人、見せても怖くない人、
そういう人に、もう出会っていたのですね。

薪さんは、単独行動を出来ない時、
いつも、岡部さんを連れていたのでしょう。
今回、千堂に会った時も、たとえ千堂の
あそこまでの汚さは予測できなくても、
自分の残酷さが出ると、
ある程度は予測していたのかもしれません。
きっと、岡部さん以外は、連れて行かなかったでしょう?

外部の記者会見を任せられる人。
その記者会見がとっても苦手であろう岡部さんでも、
岡部さんなら任せられる、
岡部さんにはこんな「身勝手な要求」なんていう風に甘えられる、
そう信頼していたからでしょう?

自分の何を知っても、ともに歩んでくれる人。
何があっても、自分を縛らない人。
自由に歩かせてくれる人。
ひとりの人間としてみてくれる人。
そんな人に、もう出会えていたんですね。

だから、幸せで。幸せで。

薪さんは独りじゃなかった。それが、うれしい。


そして。
「MRI捜査の倫理」を訴え、
「MRI悪用」を防ごうとしていた薪さん。
第九のイメージアップより、
MRIの悪用を優先的に、訴えていた、薪さんが。
そして。その信念を曲げてでも、人命を優先し、
少女を助けた薪さんが。
私はとてもとてもとても、好きです。

淡路に。咲に。望美に感情移入しすぎて、
千堂に真実を突きつける、残酷な薪さんに魅了され。




『秘密』の暗黒面が見えていないわけじゃない。
言葉って何て陳腐だろう。

私は『秘密』を読むとき、時に矛盾する感情も抱きます。
だから、このレビューも、私には不完全です。
言葉とは何て無力なんだろうと、いつも、ブログ・サイトで
『秘密』に触れるたび、思い知るのです。



PS.
ちなみに私のPCのデスクトップ壁紙は、もう半年以上前から、
ずっと、風月春日さんの「岡部×薪」です。
PC起動させるたびに、癒されます★

関連記事
2009.07.05 (Sun) 16:11
COMMENT
NAME
MAIL
URL
TITLE
COMMENT
PASS
SECRET 管理者にだけ表示を許可する
TRACKBACK
TRACKBACK URL