【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.05.  123456789101112131415161718192021222324252627282930 2017.07.
『秘密』のレビューを読んでいて。
きっと答えはひとつではないんだと思います。
読者一人一人が感じるのが答え。
清水先生も、そう思っていらっしゃる気がします。


『月の子』って、ホント暗示に満ちた物語だったんです。
『月の子』研究と言えるほど、自分でも考えたし、
レビューなども読み続けました。

私の答えは、
「『月の子』という物語自体、暗示的であって、
答えはその解釈の数だけ、レビューの数だけあっていい」

「それこそが『月の子』の最大の魅力であり、
それが清水先生の個性だ」と。


その魅力は、『秘密』にも言えることだと思います。



「青木視点で見えなかったけれど、実は薪はこういう傷を隠していた。」
「岡部は全部見えていた。」

読者の過去の解釈が正しくないのではなく。
それが、「万華鏡」=「見るたび色が変わる物語」
「同じ物語なのに、
その人その人が違う絵を見ることが出来る物語」であり。

精密なプロットとともに、深い、言葉に出来ないほどの作者の感性、
その双方が、複雑にからみあい。
その共存が絶妙で。
「その清水先生の独特の感性が理解できない人」
「正しく正確な答えが欲しい人」
には受け入れられにくいのでしょう。
でもその感性が好きな人には、たまらなく魅力なのだと思います。


だから、他の方の考察を読んでも、
自分自身の感じたこともまた真実だということを、
大切にして欲しいなと思います。


私もいろんな方のいろんな影響を受けてきました。
そのときそのとき、感じたことが、つみかさなって、
いろんな色が見えるんです。
たとえ前と違う解釈が見えても、重ねればいいと思う。
そのとき見えるものは、さらに素敵だ。

私はそんな風に思っています。

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2009.06.26 (Fri) 18:33
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