【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.03.  123456789101112131415161718192021222324252627282930 2017.05.
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- (--) --:--
もしかして、事件について、このブログ初めてのレビューです。
たいしたことは書けてませんが。



今号を読んでいて。
淡路に引っかかったんですね。
私は、千堂は本気で淡路に懇願したのだと思います。
謝罪についてはともかく、ただ、娘のために。
娘のためには、後悔していたのだ。娘だけは助けたかった。

淡路は、最初から、千堂に自分を殺させるつもりで仕組んだ計画だった。
見つけられるのも、計算の上。守られるのも、計算の上。

淡路は、自分が殺人犯(少女2名殺し)にならないために、
自分を千堂に殺させたのでは。。。。
と思ってしまったのです。


自分の脳を見れば、少女たちは助けられる。
もし時間が足りなかったら、それは捜査陣の責任だ。

淡路が千堂に自分を殺させたのは、
亡くなった娘のためなんかじゃない。
ただ、自分の手の罪を、千堂になすりつけるため。
自分が千堂と同じ所に堕ちないためではないか。
千堂も。娘のために淡路を殺したというのとは違う。
淡路にゆがめられてしまった、淡路への憎しみのため。

すごく汚いです。
ならば、手を下したもの、殺されたもの、
どちらの罪が重いのか。
淡路は、卑怯だ。
彼はまだ共犯の妻以外殺していない。
(多分千堂の娘はまだ生きているから。)
千堂の人生をめちゃめちゃにするという、
その復讐は果たしたのだから。


もちろん、これは私の解釈の一つ。
これが唯一の答ではない。
『秘密』が見るたび解釈の分かれる物語だから、
唯一と思われかれないレビューを書くのにとまどってしまう。


ただ、「「罪」とは何だ? 何が「罪」か?」、と、強く思ってしまったのです。

関連記事
2009.06.08 (Mon) 18:41
COMMENT
NO TITLE
夜子さん こんにちは

すごく、清水玲子が描きたかった世界をおっしゃってると思います。

不条理、というのでしょうか。

淡路にとっては、千堂に復讐する、ただそのためだけの、望美や咲の命は、道具に過ぎないのでしょう。

淡路はもう病気で死んでいく身で、娘は帰ってこず、元妻も共犯で死なせて、失うものが何もないという強みをすべて復讐のために使いました。

何のしがらみもない、自分のことだけ考える人種は、私は自分としては好きではないので、淡路がいくら、昔、かわいそうな父親だったとしても、今回は全面的に同情することはできないのです。

おじゃましました。
FROM 第九の部下Y 2009.06.14. (Sun) 21:54 URL [EDIT]
第九の部下Yさんへ。
Yさん、コメありがとうございます★
『秘密』はいろんな色に見える物語なので、
何度読み返しても、考えちゃうんですよね。

淡路は自分の人生に対する復讐をした気がします。
命のタイムリミットがきた時に感じた憎しみ。
咲も望美も、全く関係ないのに。
亡くなった娘が大切なら、第2第3の殺された少女を、
つくらないと思うんです。

いろいろな考えが生まれて、どれを切り取るか、
悩んでしまう。
清水作品は、「問い」の気がします。
答は読んだ人の数だけ、読み返した数だけある。
テーマや答えは、ひとつと決まっていない気がするのです。
出会って十数年を越す、『月の子』の答すら、
私にはいまだ、ひとつになんて出来ないのです。

Yさんの今号のレビュー、すごいですよね。
ゆっくり読みなおしたくなって、
『メロディ』と並べて、読み返していたんです。
いろんなことを調べられていますよね。
すごく引き込まれる考察で、時間を忘れて読み返していました。
うちにUPした「ACE OF SWORDS」の写真、
Yさんのお役に立っていたらうれしいです。

FROM 夜子=管理人 2009.06.16. (Tue) 17:51 URL [EDIT]
NAME
MAIL
URL
TITLE
COMMENT
PASS
SECRET 管理者にだけ表示を許可する
TRACKBACK
TRACKBACK URL
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。