【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.03.  123456789101112131415161718192021222324252627282930 2017.05.
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ティルトは、全てを計画しながら、ジミーに責任転嫁していました。
罪を犯していく、堕ちて行く自分を、責任転嫁していったんです。
「悪いのは全てベンジャミン(ジミー)」と。
そして、自分が堕ちれば堕ちるほど、セツが美しくなる気がすると、
酔っていた。


自分が堕ちていくことがセツへの想いの証明で、
自分が汚れていくことも罪を犯すことも、
だからそれによって、セツを美しく守れるのだと。



そんな歪んだ思いが、ティルトを支えていた。
どんどん状況は、ティルトにより、加速的に悪くなっていった。
 

ティルトの契約は、一見セツのために見えます。
でも。もし、セツが真実を知ったとき、その時セツはどうなるのだろう?
セツはその事実に耐えられるのか?
平気で笑って生きていけるのか?


そもそもセツは、「自分が居るから
ティルトは守るべきベンジャミンより自分を大切にしてしまう。
自分のために何でもしてしまう。
それならば自分は居ないほうがいい。」
そう思って、治療を拒み、死んでいった。


そんなセツが、自分を生き返らすために、地球が滅んでしまうと、
その契約をティルトが交わしたとしたら。
セツは耐えられるのか?


だから、『月の子』はバッドエンドかもしれない。
私は表面的には切ないエンドだと思っている。
けど、ずっとどこかで、バッドエンドを見つめてもいました。


セツの死、自己犠牲が、すべての悲劇のきっかけだと。
たった独りティルトを残して、死んだセツは
とても罪深い存在だと。
セツが死を望み生き返ったから、地球は滅んだのだと。

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2009.03.14 (Sat) 10:27
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