【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.06.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.08.
やさしい、と言われるセツ。
私は、セツはとても罪深い存在だ、と感じていました。

ティルトを残して死んで、自分が一度死んだことも、
何故生き返ったのかも知らず。
ただティルトの帰りを待っていた時、ショナに出会い惹かれていく。
セツが生きているために、ティルトはあらゆることをしていくのに、
何も知らない。

美しい、汚れのない、汚れを知らない、罪深い、存在。
天使って残酷ですよね。
そんな残酷な天使のイメージ。
自分のせいで地球は滅びていくのに、何も知らない。



私は、セツの全てが好きです。
おろかさも、残酷さも、何も知らないやさしさも、
ほんとうは知らないフリをしていたかもしれないことも、
最後にティルトへの愛の証を永遠に残したことも全て、含めて。
もしおろかだとしたら、そのおろかさごと。
もし罪深いのだとしたら、その罪ごと全てを、愛しています。


清水先生は、ずっと、人の罪を、おろかさを、描いてきました。
なので、重い作風で、「清水玲子作品は暗い」と思っている方も、
たくさんおいでます。

『輝夜姫』の碧は、セツの遺伝子を継いでいると思います。
そしてきっと、鈴木さんも。

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2009.03.12 (Thu) 19:49
COMMENT
夜子さん、 こんにちは。
記事、興味深く拝見しました。

「月の子」初読の時は、私はあまりセツが好きではありませんでした。(ごめんなさい)

理由は、夜子さんがお書きになったことが、当時は許せなかったからです。

無知は罪である。

彼はそれを体現しているようで……

しかし、去年、夜子さんに頂いたコメレスをきっかけに、実は新しい気持ちで「月の子」を読み返したのです。

感想は変わりました。

セツはなにも知らない、知らされないままに、自分の罪と、罰を、同時に受けていたのかな?

もしかしたら、ティルトへの罰も受けていたかもしれない。

もし、この二人の関係が「らせん」を描く関係であったなら、それは、互いに同じ方向へ、一緒に上昇するなり、下降するなりの関係では無く、(遺伝子の螺旋のように)一方が上昇する時に他方は下降し、またその逆にも動く、つまり、二人の螺旋の方向は必ず出会いながら絡み合う、そして複製されていく(遺伝子の様に)そんな関係ではないかと思いました。

セツが鈴木さんだと、薪さんは……

すみません、難しくてよくわからなくなりました。

変なこと書いてすみません。
失礼します。
FROM みちゅう 2009.03.14. (Sat) 08:04 URL [EDIT]
みちゅうさんへ。
みちゅうさん、おはようございます。
なかなか上手く表現できなくて。。。。

昔っから、『月の子』は、ジミーとアート派と、
ティルト、セツ、ショナ派に分かれるようでした。

どちらを好きになるか。
それによって、もう1方の方を、好きになれないことも多いみたいでした。

昔は悩みましたね。
私は、ティルトとセツも好きですが、ジミーも好きだったので。
「ジミー嫌い」って声がキツかった。

今は、どちらが好きでも、片方が嫌いでも、
わりと平気になりました。
どっち派でもいい。『月の子』が好きならば、と。

らせん(螺旋)というのは、カップリングのことではなく、
テーマの事を指しました。(螺旋階段のイメージ。)
同じ設定でも、同じ場所ではなく、より高みへ上る、
そういうイメージで。
決して同じ場所ではなく。同じ所をぐるぐる廻るでなく。
違う地点に、きっと高みに上がる、と。


みちゅうさんに影響を受けた記事も、準備中です。
多分近日中に公開します。


>セツが鈴木さんだと、薪さんは……

そんな単純なことではなく、あるいはセツは薪さんかもしれない。
自分でも上手く表現できる自信はありません。
書きたい、書けそうな事を書いているのであって、
上手く伝わるかわからないです。

重なる設定でも、同じ展開、同じ結末になるとは、
私は思ってはいないので。

上手く書けるかわからないのですが、ずっと書きたかったことなので、
ちゃんと見つめて書いてみたいです。

FROM 夜子=管理人 2009.03.15. (Sun) 10:37 URL [EDIT]
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