【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
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マイペースに行くことにします★
『月の子』のネタバレバレです。
読むさいにはご注意を。



「分析して行くと、これまでの作品と
キャラクターの配置は似てくると思いますね。
『月の子』だったらアートが青木で、
ジャックとエレナシリーズだったら、
エレナが薪さんになるんだろうし。」


(『季刊エス』2007年秋号インタビューより)


エレナのときも引用しましたが。
実はこのインタビューを読むまで、私は、
アートを、青木をジャック&守の系統とは思っていたけれど、
アートの系統とは思っていなくて。すごく興味深く読みました。
すごくはっとしましたね。


アートとジミーは、清水キャラの中でも
もっとも身長差No.1のペアです。
(アートとジミーは、一見、大人の男と幼い少年。)

アートは視力も悪いし。(ジャックはグラサン。)
年齢も22歳で、青木に近い。
バカ正直の常識人間。ぶっきらぼう。でもやさしい。

三つ子のティルト、セツ、ベンジャミン(ジミー)の
正確な年齢は、作中明かされませんでしたが、
ジミーのほうがアートより、年上かもしれません。
三つ子は600前に産まれた卵から孵ったのですから。


アートは、『月の子』のストーリーで、全く蚊帳の外というか、
今自分たちがどういう状況で、何が起こっていたのか、
何に巻き込まれていたのか、全くわかっていなかった。
ティルトの罠にかかり、ジミーを魔女と思い込むほど。

結局、詳しい状況を、1986年の段階では、わかっていなかったです。
その後、ジミーにすこしずつ、聞いたかも知れませんが。

主人公であるジミーのパートナーなのに。
少女マンガの主人公の相手役としては、かなり変わったポジションでした。
当時のふつうの少女マンガなら、もちろん状況もわかった上で、
ふつう主役を何があっても守るでしょう? 主役を信じたでしょう?
(まあジミー含め、主人公の三つ子は性別が
中性体から女性に変化するので、
その辺からすでに、ふつうではないですけどね。)

そんなアートと重ねると、青木もやっぱりアートをどこか継いでいるのかな、と。


でも。
ずーっとあとになって。
「ジミーはストーリーテラーです。」ということを、
『月の子』の舞台化の時、完結から10年以上後になって、
どこかで(多分ネット?)清水先生自らがおっしゃってたことを
聞いて。(出典が不明で申し訳ありません。)

すごく『月の子』という物語について、やっとストンと気持ちが落ち着きました。
やっぱり主役は三つ子、アート、ショナの5人だったんだ。
最後のほう、ティルトとショナ×セツに、ジミーもアートも喰われてた。


ずーっと『月の子』と『秘密』のつながりを描きたくて、上手く出来なくて。
でも少しずつ、書けそうな気がしてきました。


私はずっと今まで『秘密』のネタばれを禁じていたので、
(それも自分の信念によって。)
いまだ『秘密』を上手く語れない。
でも、きっと、清水先生の他作品については、きっと強い。


「それまでの私のSFファンタジーの集大成が「月の子」だとしたら、
その後突然、今描いている「秘密」が描けたのではなくて、
あの長い物語をこねくりまわして試行錯誤しているような「輝夜姫」が
あったからこそ「秘密」のようなものが描けるようになったんだと思いますね」


(白泉社文庫版『輝夜姫』14巻 清水玲子ロングインタビューより。2008年。)


『秘密』と、『月の子』や、他の作品についての関係を、
私の視点で書いてみたい。
『月の子』を好きな気持ちが、なんで『秘密』にシフトしたのか。
それを、書いてみたいです。
私には、『月の子』の一番好きなところが、『秘密』でも触れられている、
そんな気が、本当はずっとしていて、それを上手くかけないのが、
ずっともどかしかったんです。

他の方に面白いかどうかは別として。自分が悔いのないように、したいから。



白泉社文庫『月の子-MOON CHILD-』全8巻/清水玲子/白泉社
花とゆめコミックス『月の子-MOON CHILD-』全13巻/清水玲子/白泉社

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2009.03.03 (Tue) 23:17
COMMENT
『月の子』のこと
夜子さん。こんばんは。

なんだか錯乱した状態で自分のブログの記事を書いたあと、夜子さんのブログを読ませていただきました。
『月の子』・・・やっぱり私も『秘密』に重ねちゃったんですよね。
でも私はやっぱりショナ×セツ派なので、見方がちょっと違います・・・(ははは・・・)

清水先生のストーリーにでてくるキャラクターは本当にどのキャラクターも大好きです。
(みんな・・・憎みきれない)
こんなに魅力的なキャラクターが多いのは、清水先生自身が本当に自分の子供のように愛しているからじゃないかと思います。

ずっと前のキャラクターにまで思いを馳せることのできるストーリーを描ける漫画家はほかにはいらっしゃらないと思います。

どうか・・・『秘密』が残酷な現実を映し出す物語だとしても、ラストは未来に対して希望の持てる内容でありますように・・・。

まだ、信じて、祈って、待ってます。
FROM みひろ 2009.03.04. (Wed) 00:38 URL [EDIT]
お久しぶりな感じです。
夜子さん、こんにちは。
自分のことにかまけ過ぎていて、あれよあれよと言う間に記事が増えてしまってどちらにコメントしたものやら迷いましたが、こちらから……

記事を拝見して、どうして自分が青木さんが好きなのか、わかった気がしました。

私は、アートが、大好きでした。
ソビエトに行った(ジミーがベンジャミンになっちゃった)あたりからは、アートが可哀想過ぎて……
誤解を恐れずひどい言い方をすれば、彼の痛いほどのあほさ加減が、どうしようもなく愛おしかった。
とにかく、不器用なアートが切なかったです。

青木さんはいったい、どうしたいのでしょうか……
4月号を見てから、彼の気持ちが皆目見当もつかなくなったので、応援できなくなってます。

あれ、なんだか、何をいいたいのかわからなくなりました。

人様のコメント欄で、すみません。
申し訳ないので、レスはお気になさらないでください。

失礼しました
FROM みちゅう 2009.03.12. (Thu) 12:41 URL [EDIT]
みひろさんへ。
みひろさん、こんばんは。
【朋】に参加してくださったり、いろいろありがとうございます。
記事読んでましたよ。

>でも私はやっぱりショナ×セツ派なので、見方がちょっと違います・・・(ははは・・・)

私もティ×セ派です。まだまだこの記事は入り口だったんですよ、実は。
これから書くことが、みひろさんにキツかったらどうしよう(@@;)
アートのは、今号読んでイメージが大きく広がったんです。
(青木。。。。。何も知らないのは程があるゾ。。。。)

>清水先生のストーリーにでてくるキャラクターは本当にどのキャラクターも大好きです。
>(みんな・・・憎みきれない)
>こんなに魅力的なキャラクターが多いのは、清水先生自身が
>本当に自分の子供のように愛しているからじゃないかと思います。

つきはなしたように厳しくても、すごく愛してらっしゃると思います。
過去作品が好きで、また『秘密』で戻ってくる。
そんなファンの方も大勢居るみたいで。すごく幸せな状況だと思います。
十代でであって、離れてもまた大人になっても、また好きになれる。
そんな漫画って、なかなかないですよね。

薪さんに幸せになって欲しいです。
ただ絶望ではなく、読んでよかった、愛してよかった、そう思えるエンドだといいですね。

FROM 夜子=管理人 2009.03.12. (Thu) 19:23 URL [EDIT]
みちゅうさんへ。
みちゅうさん、こんばんは。
ユダ良かったです~~★
コメさし上げたくてまだなんです。ごめんなさい。
みちゅうさんの感性に、びっくりしています。すごいですよ。


清水作品ってホント無意識の領域ですごいですよね。
『月の子』に似ているといっても、すごく複雑で、
多方面に触れないと伝わりませんもん。


今号の青木を見て、青木にはまだまだいろんなものが見えていない気がしました。
それでちょうど書こうと思っていたアートのことと、つながったんですよ。

私は岡部×薪派です。岡部×薪なエンドを見たいとかでなく、
今どれだけ薪さんは岡部さんに救われてるんだとか。
傷に触れることはとても危険なことで、
傷に触れなくても、その人に対して出来ることはたくさんある。
だから私は岡部派です。
あ、でも、青木には頑張ってほしいです。
ただ。。。今度また青木に何かありでもしたら、
今度こそ、薪さんは壊れてしまう気がする。。。。

なので、なんとなくみちゅうさんがいいたいことも、
それと同じような意味合いかなと、思ってしまいました。

FROM 夜子=管理人 2009.03.12. (Thu) 19:29 URL [EDIT]
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