【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
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かのんさんのコメレスの前に。

ちょうど、かのんさんの【ルイスから始まる話】
を読むすこし前に読んだ資料に、あることが書いてあって、
それを読み返したすぐあとに、 【ルイスから始まる話】を読んで、
なので、なおさら心がざわめいたというか。
心を抑えられなくなったというか。

それに触れずには居られなくなってしまいました。

清水先生ご自身が、インタビューでおっしゃっていた言葉です。


「好きなテーマというか、好きな設定、好きな訴えたいことは、
どうしてもかぶりますね。同じ人間が描いているわけですから。
昔からたまに言われるんですけど、私の場合
「試される愛」というのが多いみたいです。
例えば相手が違う人になっているのに気がつくかとか、
もう一度ちゃんとその人を見つけられるか、
愛せるかとか、そういうのを描きたがる節があるんですね。
とはいえ、違った描き方、違った設定で描くと、
違った訴え方になってくると思います。」


(季刊コミッカーズ2005年春号より)


それを読みかえしたあとに、かのんさんの
ルイスと三好と薪を読んで。
それが、清水作品のよさだよなぁと。

私は、ルイスと薪を重ねたことは、なかったから。

同じような設定だとしても、微妙に違うテーマを見つける清水先生。
だから、同じテーマ、メッセージにはならない。
過去作品で語りきれなかったテーマを、全く違う切り口で描く方。
だからそれはきっと「らせんのテーマ」。
上へ上へ。はるか高みに。きっと、どこまでも。


清水作品には明確な答がないんですね。
その人その人の愛しかた、感じ方があって。
「すぐれた作品というのは問いであって、
答えを言ってしまわないほうがいい。」
何かの本で読んだ言葉です。

同じ人でも、幾重もの解釈を感じる。まるで、万華鏡。
角度によって、きっといろんな絵(解釈)が無限にある。


私は、かなり、『月の子』と『秘密』を重ね、
『月の子』を愛したがゆえ、感じる『秘密』の解釈も、
きっとあったんですよね。


答えは言わない。読むその人その人に感じ方が違う。
それは奇跡のように美しい作風だと思います。
もし、『月の子』の答を知っていたら、
『月の子』がただのハッピーエンドだったら、
きっと私はこれほど『月の子』を愛することはなかった。
『秘密』も、きっと、そうなんですよ。

こんなに私が何かの物語を愛することは、
清水作品の他には、もうきっとこれから先、ないでしょう。
すべてをかけて、愛してる。

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2009.02.26 (Thu) 17:58
COMMENT
やっと来れました。
メロディの発売が近付いていたので、読んでから心を落ち着けてお邪魔したいと思っておりました。

まずはお礼から。
またも私の記事をきっかけにしていただいて、本当にありがとうございます。
こんな素晴らしい記事に繋がるなんて、とっても恐れ多いですが・・。

さすが夜子さんな過去の清水先生の情報を提供して下さって、これが本当に私のような新参者にはありがたいです。

そしてそこから、夜子さんならではの視点の記事が続く。
私は夜子さんの記事を拝読して、目の覚めるような思いをすることがよくあります。
とても興味深くて。
面白くないなんてとんでもないです。

万華鏡という表現、ピッタリだと思いました。
ちょっと角度を変えるだけで、全く違った景色が見える。
同じ万華鏡を、誰かが交代して覗いても、もう同じ景色は見えない。

「試される愛」ですか・・。
だから、過酷な試練が多いのかなあ・・。

こんな所で自分の創作を出すのは恐れ多いのですが、私は自分は「自分自身が気付かない想い」というテーマが多いんだと、書いているうちに気付きました。
無意識のうちに、テーマはかぶる・・。

「秘密」も、「自分自身で気付いていない絆」という部分が、私的にはすごく重要な部分なのかなと。
ブログでは「青木!気付け!」とか叫んでおりますが(笑)・・。

私のレビューを丁寧とおっしゃってくださり、ありがとうございました。
本当にもったいなく、ありがたく思います。
・・私としてはもっと簡潔に分かり易くまとめるのが理想なのですが、どうしてもつらつらと長くなってしまうのが止められません・・う~ん・・・。
FROM かのん 2009.03.03. (Tue) 13:39 URL [EDIT]
かのんさんへ。
かのんさん、亀レスごめんなさい。><;
このコメを頂いた時はもう、お会いできないことはわかっていたし、
東京行きの準備等で忙しくて。やっとゆっくりレス出来ます。

おかげで、『月の子』×『秘密』の考察、自分で書きたいことの原稿は
進んでいます。ずっと書きたくて形にならなくてだったので、感謝しています。

>さすが夜子さんな過去の清水先生の情報を提供して下さって、
>これが本当に私のような新参者にはありがたいです。

文章として上手く表現できていなくても、
私はずっと『メロディ』で第1話から『秘密』を全話読んできたし、
ずっとネットで情報も読み続けてきたと思うんです。
今はあまり生かしきれていない、過去の情報も生かしていけたらいいなと、
願っています。

>そしてそこから、夜子さんならではの視点の記事が続く。

ありがとうございます。私自身はずっと悩んでいたので、
お言葉すごくうれしかったです。

>万華鏡という表現、ピッタリだと思いました。
>ちょっと角度を変えるだけで、全く違った景色が見える。
>同じ万華鏡を、誰かが交代して覗いても、もう同じ景色は見えない。

うん。そんなイメージです★
誰かが交代しても、きっと同じものは見えないんだなぁと。
つくづく思ってしまうんです。


二次創作ですが、『秘密』の二次創作のブログ・サイトさんは、
すごく『秘密』を薪さんを大切に思っていて、
まるでシンクロするかのように書いたり、薪さんの幸せを願っていたり。

パロディや同人誌にそれほど詳しくないので偏見かもしれませんが、
昔の同人誌って、キャラが記号になっていたり、全く違うものになっていたり。
描いている人が、「自分はきっと原作より上手くかけている」と
思ってるんじゃないかと感じることもあったんですが。

そんなことありえない。すごく、薪さん、そして、『秘密』を愛していらっしゃるんです。
そしてたとえ二次創作があっても、絵もテーマも、原作には叶わない。
原作にそれだけの力がある。
いろんな意味で、すごく恵まれた状況だと思うんですね。

「自分自身で気付いていない絆」ですか。
わたしはもしかしたら、「気づかないふりをしている絆」かもしれないと
感じることもあって、その時の気分で、その2つが入れ替わるんですね。

かのんさんのレビューはとてもわかりやすくて、丁寧だと思います。
私はどうしても省略するクセがあったり、暗示的で、暗喩的で、
それはそれで悩んでしまいます。

FROM 夜子=管理人 2009.03.12. (Thu) 19:22 URL [EDIT]
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