【月夜水の詩】管理人夜子の、清水玲子作品世界全般+『秘密』ファンブログ
2017.04.  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017.06.
もしかしたら。『秘密』は今の時代にとって、
必要な物語なのかもしれない。

人のプライバシーが、簡単に暴かれてしまう現代。
マスコミ。ワイドショー。ネット。
隠しカメラ。ポイントカード。情報化社会。

犯罪に関わった人(被害者・加害者双方)だけでなく、
目立った行動、注目される存在、その他様々な
いろんな理由や方法で、簡単にその人の『秘密』が
いつ暴かれるかわからない、時代。

人は、潜在的にも、意識化でも、
いつ自分の秘密が暴かれはしないかと、不安になっていないか?

そんな西暦200X年、『秘密』が生まれた。(正確には1999年。)


『秘密』を暴く。そんな仕事をしている「第九」の室長の薪が、
もっとも恐れているのは、
自分の「脳」が、「秘密」が他の人に見られること。

幾重もの問いかけを、読者は受け取るが、
まるで蜘蛛の巣のように張り巡らせられた伏線は、
読むものを、幾重もの解釈という迷宮にはまり込まされる。


「秘密」が「秘密」のままで居られる保証が全くない時代。
プライバシーが守りきれないかもしれない、現代社会。
そんな普遍的テーマは、
多くの人、薪萌えしない人にも、十分読み応えのある、
きっと求められているテーマなのではないかと思います。

そして。薪さんや青木が好きな人は、もっとそれ以上に、
「暴く側の葛藤」にも心をわしづかみにされるのでは、と思います。

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2009.02.18 (Wed) 09:04
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